国と民に認められた名剣「天下五剣」
真名:天下五剣
身長:65.75cm~81.1cm
出典:史実
地域:日本
属性:名刀
性別:キレる
クラス:セイバー
「鬼丸国綱」御物
刀身:二尺五寸八分(約78.2cm)
作者 粟田口六兄弟の末弟である国綱
出典:伝説の刀「日本刀編」
鬼丸の伝承は南北朝時代に作られた「太平記」というものにかかれています。
鎌倉時代当時権力を持っていた北条時頼さんのお話です。
時頼さんは夢に出てくる小鬼に毎晩苦しめられ安眠することができていませんでした。
そしてある夜、伝説の定番知らないおじいさんが時頼さんの夢にでできました。
おじいさん?「時頼さんやい、わしは太刀国綱と申します。」
時頼「人の夢に勝手に出てきて何を語るか(#^ω^)最近寝れてないのに…」
国綱「そこを何とか!!」
時頼「しゃーないな…要件は?」
国綱「汚い人に握られて錆びたw鞘から出られない(´;ω;`)出して…」
時頼「なんで俺がやらないといけないの?」
国綱「妖怪討伐したいんでしょ//わしを使いたいんでしょ// ならはよ!!」
時頼「爺さんのお色気と興味ないwとりあえず何とかしますよ(-_-;)」
刀に直接お願いされた時頼は渋々国綱を探し出し部屋の壁に立てかけておきました。
ですが立てかけてあった国綱が倒れてしまい火鉢の台に施した細工の首を切り落としました。
その火鉢の足は銀で作られた鬼の形だったそうな。
結果的に鬼を切ったことになりましたw
その後、時頼を苦しめていた小鬼は夢に出てこなくなりました。
この事件を通して太刀の名を「鬼丸」としたそうです。
これが「鬼丸国綱」の伝説になります。
「三日月宗近」国宝
国宝登録名「太刀 銘三条(名物三日月宗近) 附 糸巻太刀拵鞘」
刀身:二尺六寸四分(約80.0cm)
作者:三条宗近
出典:伝説の剣「日本刀編」
この刀は天下五剣の中で最も美しい刀で反りがある日本刀では日本最古になります。
日本最古いい響きですね~。
この刀は美しい意外に伝説は特になく美しいという理由で国宝に選ばれました。
室町時代に編纂された刀剣書である「長享銘盡」によると製作年代は古書伝の伝える一条天皇の治世
(10世紀末から11世紀初)から12世紀頃だという説が有力になっています。
とてつもなく古いですね
古くて美しいこれが三日月宗近!!
以上!!
「童子切」国宝
国宝登録名「太刀 銘安綱 (名物童子切安綱) 附 糸巻太刀 梨地葵紋散蒔絵大刀箱」
刀身:二尺六寸五分(約80.3cm)
作者:大原安綱
出典:伝説の剣「日本刀編」
この刀が作られたのは平安時代後期です。
伝説ですが源頼光が酒吞童子の首を切り落とし討伐した伝説があります。
詳しくは酒吞童子の史実をご覧ください。
それ以外にも「太平記」によると坂上田村麻呂が鈴鹿御前との戦いに使用した後
伊勢神宮に納められたという伝説もあります。
妖魔を断つにはもってこいの剣ですね
現在は東京国立博物館に所蔵されています。
「大典太」国宝
国宝登録名「太刀 銘光世 名物大典太」
刀身:二尺一寸八分(約66.1cm)
作者:典太光世
出典:伝説の剣「日本刀編」
江戸千住の小塚原で行われた試し切りで、首斬り役山田浅右衛門吉睦が大典太で試し切りを行いました。
そうしたら積み重ねた死体の2体の胴体を切断し3体目の背骨で止まったそうです。
大典太の形なのですが刃の幅が当時の刀に比べて広く異質な形をしています。
作られた年代は平安時代後期となっています。
現在は前田家に伝わった文化財を保存・管理する「前田育徳会」が所蔵しているそうです。
「数珠丸」重文
刀身:二尺七寸一分(約81.1cm)
作者:青江恒次
出典:伝説の剣「日本刀編」
制作年代は鎌倉時代後期、この刀には伝説はないのですが紛失しています。
享保名物帳・詳註刀剣名物帳よると紛失した経緯が書かれていないのですが久遠寺から行方知れずになっています。
当時の刀マニアまたは盗賊がお金目的で盗んだんでしょうか?
今となってはわかりませんが…
まとめ
この5つの剣すべてに共通しているのは美しいということです。当時の職人たちの魂や思いがものすごく籠められています。
とてつもなく見たい!!
昔の刀が形を保って現代までに伝わっているということに感動を覚えています。
国宝というものを一度でもいいので見て触りたいものですね