現存する!?岩に刺さった剣の紹介
真名:岩に刺さった伝説の剣
身長:まちまち
出典:史実
地域:いろいろ
属性:鉄属性
性別:無し
クラス:セイバー
イタリア:モンテシエピ礼拝堂のトスカナエクスカリバー
画像は、個人的に読ませていただいている ういのしんの旅行記さんから引用しています。
拡大してみるとなおわかりやすいのですが、がっつり岩(地面?)に刺さっています。
かなりクールなビジュアルですが、いったいどんな伝説があるのでしょう。
時は11世紀~12世紀
後の聖人、騎士ガルガーノがお馬さんに乗ってお家に帰る途中でした。
しかし騎士は騎乗スキルE-の騎士だったので落馬してしまいました。
頭を強く打ったガルガーノは、大天使ミカエル様の声を聴きます。
ミカエル「欲望って怖いよねぇ……お金とかもったいないからさ……物欲とかちょっと抑えてみたら?」
ガルガーノ「無理じゃね?岩に剣が刺さるくらい無理よ(フラグ)」
ミカエル「せやろか」
ガルガーノ「ほんじゃ試したろ」
「サクッ」
ミカエル「( ・´ー・`)ドヤァ」
ガルガーノ「ミカエルさまぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ミカエル「( ゚д゚)ウムよろしい。ではモンテシエピ礼拝堂を建てて、毎日祈りをささげるんだよ?いいね?」
こんな感じで、ガルガーノさんは岩に刺さった剣を十字架に見立てて毎日祈りを捧げましたとさ
おしまい
え?
聖剣と邪剣による熾烈な戦いとか、伝説の英雄に引き抜かれるとか無いのかって?
ハイ、ないです。
以上で説明終わり。
ちなみに炭素年代測定の結果、アーサー王伝説の書かれた年代ともマッチしてるそうです。
これ泥棒しようとすると、手首引きちぎられるらしいです。
あとこの剣の下は空洞になっていて、「お墓」説が濃厚らしいので旅行の際はお静かに
フランス:ロカマドゥールの聖域「デュランダル」
画像引用元
まずは「デュランダル」が出てくるローランの歌のあらすじから。
ローランの歌のちゃんとした記事はシャルルマーニュの騎士の(アストルフォとか)記事を書くときにちゃんと書きます。
11世紀に成立したと言われるフランスの武勲詩「ローランの歌」より
カール大帝率いるフランク王国VSイスラム帝国の戦いを描いた戦いです。
ロンスヴォーの戦いって調べると出てきます
その史実の戦いを盛って盛って盛りまくったのがローランの歌です
カール大帝にはアーサー王伝説における円卓の騎士みたいなやつらがいます
彼らの仲間は「シャルルマーニュ十二勇士」(十二勇士は常に同じ十二人ではないです。)
全員が一騎当千のバケモンです。
特に大帝のお気に入りの戦士の名は「ローラン」と言います
大帝は天使から授かった課金武器をローランに装備させました
その☆5レア武器の名前こそ「デュランダル」です。
デュランダルは聖剣中の聖剣で、破壊することは不可能でした。
それもそのはずで、デュランダルの柄(剣の持つところ)にはこれでもかというほどの聖遺物が仕込まれていました。
一覧に出すと
聖ピエールの歯
聖ドニの毛髪
聖母マリアの衣服の一部
聖バジルの血液
ただでさえ課金武器なのに、有料コンテンツを詰め込んだ武器に切れない物はありませんでした。
しかし武器に大量の課金要素を詰め込んだカール大帝はお財布がピンチになり
大帝「ローランはもともと強いから課金しなくていいや」
となってしまったのです。重課金にあるまじき凡ミス。
キャラの強化を怠ったため、ローランは罠にはまり瀕死の重傷を負ってしまいます。
そこでローランは、最強の課金武器を敵に奪われるわけにいかないと考えて、デュランダルを破壊しようとします。
しかし自分よりもお金をつぎ込まれた武器を破壊することはかなわないんですね。
岩にたたきつけて壊そうとして、剣が岩を両断する。
↑
ここまではどの本を読んでもあまり変わらないのですが中には
「シャルルマーニュ十二勇士の誰かが取りに来て、その後も使われる」
「壊れなかったからローラン自身が川に投げ捨てる」
「壊れなかったからローラン自身が人の手の届かない高さの切り立った岩山に投げて突き刺さる」
等ありまして、一番上のやつがノーマルかなぁと思っています
まあ伝承なんで、フランス語が読めないわたくしは翻訳版に頼るしかないのです。
修正点あったら教えてください。
では写真の説明を
写真の剣はフランスはロカマドゥールの聖域より「デュランダル」です。
現在あるのはレプリカで、もともとあった本物は盗難にあってしまったそうです。
他にも、イギリス王家のカーテナであるという説やシャルルマーニュ伝説と関係ない説
毒の泉の底にあるとか異教徒に奪われたとかいろいろあってわからんです。
日本:甲斐駒ヶ岳「詳細不明の二本剣」
画像引用元
詳細は不明です。
だれが何のためにここに突き刺したかわかりません
それなりに調べたのですが、一切わかりませんでした。
やはりネットの情報では限界がありました
史実解説と違って、文献を漁っている訳ではないもので……
誰か知っている人がいたら教えてくだされ
日本:男体山(栃木県)「4.5メートルの巨大奉納刀
画像引用元
この巨大な奉納刀は一体だれが奉納したかわからないのだそうです。
明治十年頃に茨城県の方が、宇都宮の鍛冶職人に作らせたそうです
130年余り野ざらしの状態で風雪に耐えてきましたが2012年の3月に折れてしまいました
現在は下の画像のように、クロムメッキのステンレスでレプリカが再現されており、
現在も男体山に存在します。
折れた本物の太刀も日光二荒山(ふたらさん)神社の宝物館に保管されており、イベントの時などに見ることができるそうです。
画像引用元
日本:高千穂峰(宮崎県)「天逆鉾(あめのさかほこ)」
画像引用元
日本の中世神話に登場する矛だそうです。
この矛でダークマターをかき混ぜると、島が出来上がります
といった内容の伝説に使われた矛ですね
これも折れてしまいレプリカが刺さっている状態です。
坂本龍馬が引き抜いたりしたそうですが、大丈夫だったのだろうか
折れてしまった先の部分は日本中を転々としたそうですが、現在はどこにあるのかわかりません。
しかしオリジナルは地中に埋まっていると考えられています。
まとめ
いかがだったでしょうか?できるだけ難しい説明は省いたつもりです
岩に刺さる剣は日本にはとても多いです
世界的に見てもとっても多いほうだと思います
岩に刺さる剣を探しに旅とかに出てみたいです
ハイ以上です