日本に伝わる鬼伝説
真名:日本に伝わる鬼伝説
身長:まちまち
出典:史実
地域:いろいろ
属性:鬼
性別:いろいろ
クラス:いろいろ
日本:大江山・陸耳御笠(くがみみのみかさ)
出典:Cheers mate!
この伝説は酒吞童子や茨木童子などの有名な鬼の中でも最も古い伝説で丹後風土記残欠という本に載っています。
時代は崇神天皇が治めていたころ青葉山に陸耳御笠(くがみみのみかさ)と四女(ひきめ)を
首領とする土蜘蛛がいたそうな
陸耳御笠らは自分たちの欲を満たすため人民を襲ったりと自由にふるまっていました。
人民たちはたまらず陸耳御笠の討伐依頼を日子坐王(ひこいますのみこ)にしました。
人民「王子よ、我々はあの土蜘蛛を許せん!!何とか討伐お願いできないですか?」
日子坐「OK!今から青葉山に行って奴をひき肉にしてくるわw」
人民「おお~!ありがたや、ありがたや」
すると日子坐王はすぐに青葉山に行き陸耳御笠と戦い山から追い出すことに成功します。
日子坐「山から奴を追い出してやったぞ!!ドヤッ!!」
人民「討伐は……?」
日子坐「え?」
人民「だから討伐は?」
日子坐「今から討伐してきまーす(´;ω;`)」
青葉山から陸耳御笠らを追い落とした日子坐王は、陸耳御笠を追って
蟻道郷(福知山市大江町有路・アリジ)の血原(千原)で匹女を討伐しました。
この戦いであたり一面が血の原となったので、ここを血原と呼ぶようになったそうです。
さすがの陸耳御笠も気がめいってしまい降伏しようとしましたが、日本得玉命
(やまとえたまのみこと)が下流からやってきたため、陸耳御笠は急に川をこえて逃げてしまいました。
陸耳御笠「やばい(;’’∀’’)あいつ強すぎw勝てないわw降参したい(´;ω;`)」
日本得玉命「そこにいるのは誰だ!!」
陸耳御笠「なんか変な奴来た!とりま逃げる!!」
その報告を受けた日子坐王の軍勢は楯(たて)をならべ川を包囲しました。
この出来事が楯原(蓼原)・川守(河守)の地名の由来になっています。
結果的に陸耳御笠は由良川を下流へ敗走することになりました。
このとき一艘の舟が川を下ってきたので、その船に乗り陸耳御笠を追いましたが、
由良港へ来たところで見失ってしまいます。
日子坐王「どこに行った!?」
陸耳御笠「(いうわけがなかろうw)」
日子坐王「くそっ!!石に聞いてみるかw」
陸耳御笠「(あいつって天然ちゃん?ww)」
そこで石を拾って占ったところ、陸耳御笠は、与謝の大山(大江山)へ逃げ込んだことがわかりました。
行動力がある日子坐王早速大江山に行き陸耳御笠を討伐しました。
最後はあっけなく終わってしまいましたが大江山の鬼の共通点は
討伐されかけると逃げるという点ですかねw
大江山に行く際にはお気をつけて!!
鬼が出るかもしれません
日本:大江山 英胡(えいこ)・軽足(かるあし)・土熊(つちぐま)
出典:国際日本文化センター
時代は用明天皇が治めているころ、河守荘三上ヶ嶽(現在の大江山)に
英胡(えいこ)・軽足(かるあし)・土熊(つちぐま)という三鬼を首領とする悪鬼がつるんでいました。
こいつらも人々を襲って楽しんでいました。
この事実を知った天皇は大変心を痛めすぐに討伐命令を、用明天皇の皇子で、
聖徳太子の異母弟にあたる「麻呂子親王」に出しました。
用明天皇「最近大江山に3匹の鬼が悪さをしているらしい」
麻呂子親王「そうですか…」
用明天皇「討伐してこい☆」
麻呂子親王「はぁ…」
用明天皇「今すぐに☆」 麻呂子親王「マジかw蹴鞠で遊びたいんだけど」
用明天皇「はよ行け☆」
麻呂子親王「理不尽の極み!!行ってきます(キリッ)」
依頼をうけた親王は、まず七仏薬師の法を修めました。
そのあと兵をひきいて討伐に行くのですがその途中、篠村のあたりで商人が
死んだ馬を土中に埋めようとしているのを見かけました。
麻呂子親王「そこの商人!悲しい顔をして居るがどうなされた?」
商人「それが俺の馬が……」
麻呂子親王「もういい、もういいのだ!すまないがここに誓いを立ててもよろしいか?」
商人「いいですけども…(急にどうした?)」
麻呂子親王「三匹の鬼を討伐したい!できたら貴様は甦る!!」
馬「ヒヒーン!」
商人「マジかよ……」
麻呂子親王がその馬に決意を語ると馬は地中から蘇りました。
こんな能力ほしい…
掘り出してみると俊足の竜馬になっていました。親王はこの馬に乗り道中を楽しんでいました。
生野の里を通り過ぎようとしたとき、老翁があらわれ、白い犬を献上されました。
麻呂子親王「ヒャッハー!!この馬速いー!!」
老翁「そこのお人!この犬をあげましょう!!」
麻呂子親王「知らない人にものもらったらだめって言われてるからもらえないですw」
老翁「そこを何とか!!お役に立ちますから!!」
麻呂子親王「しゃーないな」
この犬は頭に明鏡をつけている変な犬だったのですが親王はこの犬を道案内として雲原村に至り、
ここで自ら薬師像七躰を彫刻しました。
そして親王は鬼賊を討伐することができればこの国に七寺を建立し、この七仏を安置すると祈誓しました。
誓ったり決意したりと約束するのが好きな人だったのですかねw
それから河守荘三上ヶ嶽の鬼の岩窟にたどりつき、秒殺で英胡・軽足の二鬼を討ちとりますが、
土熊を見失ってしまいました。
麻呂子親王「最初から思ってたけど3匹ってずるくない(´・ω・`)」
そこで、犬が持っていた鏡で照らしたところ、土熊の姿がその鏡にうつり、
これも退治することができました。
麻呂子親王「本当に役に立った…鏡だけど!」
末世の証にと土熊を岩窟に封じこめました。(土熊は逃れて竹野郡に至り、
ここで討たれたという説もあります)
鬼退治を終えた親王は、神徳の加護に感謝して天照大神の神殿を作り、そのかたわらに親王の宮殿を造営しました。
鏡は三上ヶ嶽の麓に納めて犬鏡大明神と号しました。(かつて大虫神社の境内にあったといわれています)
仏徳の加護に報いるため、宿願のとおり丹後国に七か寺を造立し七仏薬師を安置しました。
この七か寺については、享保二年(1717)の「多裲寺縁起」によれば、加悦荘施薬寺・河守荘清園寺
竹野郡元興寺・竹野郡神宮寺・構谷荘等楽寺・宿野荘成願寺・白久荘多裲寺の諸寺とされますが、諸説があります。
麻呂子親王は縛りを加えたいただのMだったことがわかる伝説ですねw
3匹の鬼に少し同情します。
日本:その他
紹介した英胡(えいこ)・軽足(かるあし)・土熊(つちぐま)と陸耳御笠、酒吞童子、茨木童子が主な鬼の伝説となっています。
それ以外は一般人が嫉妬や怒りといった負の感情に支配された結果
醜い鬼になってしまったというものばかりになっています。
同じ話ばかりになってしまいますので簡単になってしまいますがここは割愛させていただきます。
まとめ
鬼伝説の発祥はどうやら大江山らしいです。ゆえに有名かつ強い鬼は大江山を拠点にしているわけです。
一説には鬼は山の神というものもありますが一般的には人民が貴族や
王族に抱いていた感情を表しているのが鬼といわれています。
ゆえに鬼伝説では必ずと言っていいほど英雄に討伐さてるというシナリオになっています。
江戸時代風に言ってしまえば倒幕したいという意思が伝わってきますねw
筆者はいろいろな山に行っていろんな伝説を知りたいと思いました。
こんな感じですw



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